1.各部門との連携
因島医師会では、法人内に様々な施設・事業所があり、顔の見える連携が施設内で行える仕組みを構築しています。
リハビリテーション科においてもこの仕組みを利用した退院支援や在宅生活支援をおこない、 病院・施設・在宅とシームレスなリハビリテーション連携を図ります。

因島医師会病院 地域医療連携室
当院には地域医療連携室があり、近隣の医療機関、居宅介護支援事業所、介護福祉施設、訪問看護ステーション等と連携し、 切れ目ない支援ができるよう地域に密着したより良い医療の提供を目指しています。
入院中から退院後の生活を視野に入れ、患者様やご家族の方が困ることのないように、不安を解決して行くための相談を受け付けています。
因島医師会病院 地域医療連携室 | ||
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場所 | 因島医師会病院1階(リハビリ室前) | |
受付時間 | 月~金曜日 9:00~17:00 | 土曜日 9:00~12:00 |
電話 | 0845-24-1210(代表) | Fax 0845-24-3466(代表) |
担当 | 星野 恵子(ほしの けいこ) | 直通 0845-24-2825 内線510 |
innoshimaishikaibyoin-renkeishitsu@hotmail.co.jp |
2.バリエーションに富んだリハビリテーション室
第1リハビリテーション室(通所リハビリテーション室併設)
ニューステップ・エルゴメーター・パワープレートなどの運動機器を設置し、主に入院患者様のリハビリテーションおよび外来患者様のリハビリテーションを実施しています。
また、通所リハビリテーション・短時間通所リハビリテーションも併設しており、利用者様全員に個別リハビリテーションを提供しています。

第2リハビリテーション室
トレッドミル・エルゴメーター・リカベントエルゴメーター・パワープレートなど各種運動機器を設置し、 主に入院患者様のリハビリテーションで使用しています。
また、CPXによる心肺運動負荷試験などの評価をおこない、 心臓リハビリテーション指導士と共に外来心臓リハビリテーションを実施しています。

第3リハビリテーション室(歩行専用リハビリテーション室)
歩行リハビリに特化した専用施設です。ノラクソンシステムにより足圧分布や筋活動を捉え、 ビデオ解析装置にて細かな歩行評価を行います。そして歩行支援ロボット「Re-Gait」を活用し歩行能力改善を図ります。
また、天井懸架走行レールを2本設置し、体重免荷装置を使用しながら 重度の歩行障害がある方も安全を確保したうえで歩行練習が可能な環境を整えています。

第4リハビリテーション室(作業療法・言語聴覚室)
主に作業療法と言語聴覚療法を行っています。ドライブシミュレーターも設置し、ハンドル、ブレーキ操作に加え、 自動車運転に必要な注意力や情報処理能力などを総合的な評価を行っています。
また、ビジョントレーニング機器も設置しており、眼球運動、注意力、協調運動の訓練も行えます。
広々としたスペースでは作業用テーブルも多く設置し、作業活動はもちろん、 作業療法後の上肢機能回復に向け自主練習としても使用できるスペースや訓練器具を完備しています。
言語聴覚室も専用個室を4室設置しており集中して言語療法を行える環境を整えています。

小児リハビリテーション室
別棟に専用の小児リハビリ室を設けています。
ここではトランポリンやホーススイングを設置し、お子様がダイナミックに感覚遊びが出来るような空間を作っています。
そのほか、生活動作練習、言葉やコミュニケーションの練習が可能な環境、集中して作業活動が行える環境を整えています。

通所リハビリテーション室
要支援者・要介護者の様々な状態のご利用者様に対応するために、トイレは洋式3か所・男性用1か所、 洗面台3か所、静養ベッド3台設置し、浴室には家庭用浴槽を4台と特殊浴槽(寝たまま入れる浴槽)を2台設置しています。
また、プランに沿って理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が必要に応じて毎回リハビリテーションを 実施できる環境を整えています。

3.充実した最新リハビリ機器
当院では、様々な最新治療機器・評価機器を取り揃え、患者様のそれぞれのステージに合わせた治療法を提供いたします。
レッドコード

四肢を懸垂し重力をコントロールすることで、牽引効果やモビライゼーション、リラクゼーション、 ストレッチを行う事が可能です。
パワープレート

高速の三次元振動(1秒間に30~50回)によって、あらゆる方向から筋肉に負荷をかけることが出来ます。
ドライブシミュレーター
Hondaセーフティーナビ

ドライブシミュレーターでは、自動車運転に必要な注意力・情報処理能力、瞬時の判断力、 ハンドル・アクセル・ブレーキ等の操作能力などを総合的に評価することが出来ます。
パワーアシストHAND

関節可動域の改善、筋緊張の改善を目的とし、空気の力を利用し関節を動かす機器です。
ノラクソンシステム

身体計測評価機器メーカー「ノラクソン」の足圧分布計・筋電計・ビデオ解析装置を導入しています。
アンウィシステム ネクステップ

ハーネスによって歩行中の体重を免荷し、中枢神経疾患患者の早期歩行練習に使用できます。
歩行支援ロボット「RE-Gait」

脳卒中などで歩行が困難な方に、つま先を上げる(背屈)などの動きを改善して歩きやすくする装置で、 重さは1kgと軽くて着けやすいものです。下肢の運動麻痺がある様々な方にも対応可能です。
In body

身体を構成する基本成分を定量的に分析し、むくみや身体バランス等を評価します。また、筋肉量や体 も算出します。
バイタルスティム

特に嚥下(飲み込み)困難を改善するために開発され、喉の筋肉に微弱な電気を当てることにより、 嚥下に関わる筋肉群を刺激します。
ビジョントレーニング機 スープリュームビジョン

ビジョントレーニングとして、眼球運動、視野トレーニングに加え、注意機能、協調運動の向上・維持に効果的です。
スポーツだけでなく、子供や高齢者など幅広く使用することができます。